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March 5, 2007

ノルウェイジャン

■よく調べたら、カーン様は「The Forth Legacy」からの参加でした。じゃ、それより前のアルバムは要らない。キャメロットに関しては、カーン様重視なんですもの。

「The Forth Legacy」は、悪くないけど…まだカーン様の声がなじんでない感じでした。バックと一体化してなくて、ちょっと浮いてます。カーン様の声ってスゲーのびる&表現力があるので、他の音もそれに食らいつかないと、どうしてもヴォーカルだけが走ってるようになっちゃうみたいです。

「Karma」からはその「浮いてる感」はずっとよくなってると思います。このアルバムも聴きやすいですね。「Forever」 で一気に世界に引きずり込むのはお美事にございまする。
わたしは初手でガツーンとキメ曲を持って来られる構成に弱いんです(笑)

■アルバムで一番聴きやすいのは「Epica」かな。物語部分と曲のバランスがいいと思います。メリハリもあるし。
これと「The Black Halo」と合わせて、「ファウスト」をモチーフにしたナラティブアルバムになってるんだけど、後者は作り込みがちょっとうざい。

元で何がモチーフになってようと、曲を聴いてる時は自分の脳内で勝手なイメージが錯綜してるので、間隙の「劇部分(えーっと、効果音とか入ってて、場面転換を意味してると思われる短い曲)」が具体的すぎると、強制的に脳内のテンションを引き下げられる感じになるから。
これはまあ、わたしだけの問題で、作り込み具合から行くと後者の方が優秀って事なんでしょう。「The Haunting」はドラマチックで好きです。

その観点からすると、「Epica」の方が流れがいいような気がします。
「Center of the Universe」がツボにドンズバな曲調だというのもあるんだけど、わたし的に入り込みやすいです。「The Edge of Paradise」で「O'Fortuna」が使ってあるせいもあるかも(笑)

■「O'Fortuna(おお、運命の女神よ)」はカール・オルフの世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」の中の一曲です。歌詞はラテンの原語なのですが、内容はとっても悲しくて漢らしくて、ファンタジー好きなら知っててほしいヤツです。ゆきと師範も「銃夢(オリジナル)」で、電が最後の特攻をかけるシーンで使っておられましたね。

わたしも昔、自作の駄文で引用したりしました(ラテンを現代英語にしたものを元にして、自分で訳しました)。それがコレ。

おお、運命よ
そなたは月のごとくうつろう
満ちると思えば
か細く消えゆく
憎しみに満ちた人生は
はじめはつれなく
やがて幻惑の園へ誘うがごとく
心くすぐる
貧しさも
大いなる力も
かのものは氷のごとく溶かしてしまう

残忍なる運命よ
虚ろよ
そなたは巡る轍
そなたは厄災なるもの
幸福は儚きのぞみ
そは常に消え行き虚ろと化す
翳り
屈し
悪疫のようにわたしを蝕む
今やその駆け引きは
わたしの力なき背を
悪業で覆い尽くす

健やかにして
徳なる運命は
ついに我がものにあらず
かのものは苦しみをもって
我を常にとりこにしたまう
いまこそ
ためらうことなく
弦をかきならし哀しみを歌え
運命の大いなる一撃は
強き者をも打ちのめすがゆえに


■っていうか、カーン様ってノルウェイの人? ノルウェイ人??
その昔に所属してたバンドがノルウェイのプログレメタルバンドで、本人も「ノルウェイの小説が好き」とか言ってんですよね。

しかしながら、そのバンドの写真で短髪&顎髭姿にも関わらずロングスカートをお召しなのは、どういったプレイなのでしょうか。しかもタイトなスカート…下手したらワンピース。…あの、わたし、そういう格好で歌う人知ってますよ……ジョナサン2号がそうです……何を思ったか、ヤツはいきなりそういうお召し物でステージにお出ましになりまして。しかも、その格好のままで、バグパイプを演奏しちゃうんです。
ぇ……もしやとは思いますが、そのスタイルはどこかの民族衣装ですか? 本当に同じ格好です。

プロフィールを見たら、やっぱりオペラを勉強なさってたそうです…あああ。オペラかぁああぁ。
やっぱりそっち系のヴォーカリストに弱かったかぁあぁあ。
もはや病のひとつだな…。

でもって、やっぱりノルウェイ人でした。本名が「Roy Saetre Khantatat(本当は「ae」は特殊文字)」。げっ、サェートレて。もろに北欧名前だこりゃ。ファーストネームは欧米圏ではよくある名前(=北欧系だけの名前にあらず)だから気がつかなかった…。
今年37になるのか〜、もうすぐお誕生日ですね(3/12)、おめでとう、カーン様。つーかあなた、フランス語の歌を歌ってたけど、何カ国語しゃべれるの? オペラの勉強してたってことは、イタリア語も出来たりするの??

■しかし、カーン様の昔のバンド(Conception)まではきっと手が出せません。プログレメタルなんだもん。プログレ苦手なんです…。
チュブってみたらConceptionの曲を使ったAMVがありましたが…AMVは個人的にいやん。しかも「エ○フェ○リー○」…。ちょっと泣きそうです。曲はバラードなので普通に聴けました。

■いやぁ……こんな顔の濃い北欧人っているんだ…。髪も黒いし(もしかしたら染めてるかも知れないけど、地毛はブルネット以上に黒系のはず…髭がそうだから)目もブラウン、これっておよそ一般のイメージである北欧人とはかけ離れてるなあ。北欧人の場合、髪がブルネットでも目が青いってイメージがあるんだけど…。うーん…。

カーン様のぱっと見がカールにピコ似なのは以前もお話しした通りですが、こうなると、「パスファインダー」でカールがバイキング血筋の主人公を演じているのが不思議じゃなくなります。こんな顔が居るなら、カールがバイキングでもおかしくないわけですよ。おおーー

カーン様もキャメロットに加入した時には、ビザが大変だったりとかしたのかも…(キャメロットはフロリダ出身のバンドです)。他国籍だったとは知りませんでしたわ(まあ、わたしもそうですけどね)。じゃあ、ヴルダン ハー ドゥ デ、って言ったら通じるんですね(<ノルウェイ語で「How are you?」)。

恐いわ、北欧、っていうか、ノルウェイが。
ああ、縁が深い国だわ…。久々に当惑するわ。

Posted by: Bliss Appledore | [Monday] March 5, 2007 -- 02:53 |

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