■ほんじゃ、購入物の続きを行きます。
今回は「バガボンド・25」「シグルイ・8」「覚悟のススメ(新装版)・1」「ダブルフェイス・10」「蛮勇引力・1&2」「ヘウレーカ」「からくりサーカス・1〜5」を購入しました。
前者3冊の新刊と「ダブル・フェイス」以外は全部1ドルという、マイナー漫画好きな嗜好も時には役に立つ、という好例です。しかも、スタンプカードを使用したので、2ドル50セントがタダになってます。ハッハッハ。正雪様は頂いてきたようなものですよ。ウフフ。
取りあえず、ついに「からくり」をおっぱじめてしまいました…。完結巻って43でしたっけ(笑)
ま、いいか。面白いから。
■「ヘウレーカ」
このタイトルは「Heureka」と綴るんですが、何のことかと思ったら「ユリイカ」のことでした。
カバーのデザインにも「!」がモチーフになってて、それでわかりました。つまり、アルキメデスが出てくるんです。
「ヒストリエ」前に描かれた、現在のシチリアが舞台の史劇ものなんですが、すごくよく出来てます。「雪の峠」「剣の舞」同様、短編(単行本1冊程度)としては非常に完成度が高いと思います。岩明作品の面目躍如といったところですね。
主人公ダミッポスがスパルタ人、というのもまた縁ですね(笑)
全編、絵がいいんですよ〜。
見開きページで「惨敗したローマ軍勢の屍」が描かれてるんですけど、こんな細かいものをよく描いたなという、驚愕のレベルです。決して、コピーを貼ってるわけじゃないんですよ。
「ヒストリエ」1巻でも、マケドニア軍のものすごい絵がありますけども、これも相当なものです。
ストーリー的には、ちょっと抜けてる風のダミッポスが、国政によって起きた戦争で、恋人を助けるために活躍する…という話が描かれているだけで、はっきり言って何の起伏もないものなんですが、相変わらずキャラが秀逸です。
冒頭で出てくる、カルタゴ軍の将軍・ハンニバルがめっちゃカッコイイんですが、以降には全く出てこない(名前しか出てこない)という、贅沢な使われ方をしてましてねえ。あああ。何てこったい。短髪&髭で三白眼、おまけに片眼が斜視という、ものすごいデザインなんですが…どこでどうやったら思いつくんだ、こんなもの。脳みその裏側とかですか。
わたしのように「ヒストリエ」を追いかけている人はあまりいないと思いますが、「ヒストリエ」好きでしたら、絶対に読んでおいて損はナシです。
■「ダブルフェイス」10
いや、もう、言い訳しません。わたしはWHOOの顔が好きなんです(笑)
「電波の城」も面白くなくはないんですが、主人公が美形男子の方が面白いに決まってますもん。
この作品の面白さっていうのは、萌え方面とはちょっと違うものなので、説明しにくいんですけども…わたしは昔からこういうの好きなのです。
小学生の頃からビッグコミックとビッグコミックオリジナルを読んでたので、ビッグに載るような作品にはとても親しみがあるからかも知れません。おかげさまで「龍」も未だに大人読みを夢見てますし、「イリヤッド」もオチが気になってしょうがないので、いつか大人読みしたいです。
サスペンスという程サスペンスでもないけど、人情と勧善懲悪に「闇の黒幕」の存在が絡んでる、いわゆる「人生勉強系」の話です。本作の場合は主人公(春居筆美=Dr.WHOO)がマジシャンであるという設定が付加されていますが、基本は何かというと「水戸黄門」とか「暴れん坊将軍」(笑)
非常な能力と権力、そして金を持ってる主人公が、市井の人に身をやつしつつ、世間の悪を退治する、ってヤツ。本作の場合は、そこにマジックのエンタティンメント性が加わることで、切り口がちょっと変わってるのです。
うん、今回も満足の1冊でした。
じゅんちゃんの活躍があまりないのが残念ですけども、以降に期待しましょう。「黒淵深海」の謎もまだ解けてないですしね。
■「からくりサーカス」1〜5
スピリッツに掲載された「邪眼は月輪に飛ぶ」を読んでから、発作のように「からくり」と「うしとら」を読んでみたくなったのですが、色々考えて、「からくり」を先に読むことにしました。
フランスが舞台になる時期があるので、そこに興味を持ったからです。
藤田さんの絵は独特なので、すごく雑、または不快に感じる人もいるようですね。
確かに特徴的な絵ではありますが、わたしは単行本サイズでなら問題ないです。文庫本サイズになると藤田さんの絵はつぶれ気味になるので、ちょっと読みにくいですね。「うしとら」の文庫版をチラ見してみましたが、結構キツかったです…。乱視が酷くなりそう。
実は、以前に1巻を立ち読みしてみたことがあるんですが、その時は鳴海のコミカルさについて行けるかどうかちょっと自信がなく、購入を見送りました。が、今回、1ドル棚で1〜5がまとめて買える状態になってたので、試してみようかと。
そのストーリーの複雑さから、頭からきちんと読まないと意味が通じない…という話は聞いていたのですね。わたしはその「複雑なストーリー」に強い興味があるんで、ちょっとくらいのコミカルさなら何とか受け入れられるのでは、と思いまして。
「覚悟」もそうなんですが、少年漫画誌に連載されていたものですから、多少のコミカルさはあって当然なのですし。昔日は年齢がひと桁の頃から週ジャンと月ジャンを読んでいた、どっちかというと少年漫画嗜好で人生をやって来たわたしですもの、基本的には問題ないはずなのです。そうですとも。
で、読んでみましたところ。
2巻が終わる頃にはすっかり鳴海びいきになってました、わたし(笑)
まだ1割ちょっとしか読んでないわけで、ここからが始まりといったところですけども、やっぱり面白かったです。いくつも垣間見える謎と伏線が、一体どこへつながるのか、先が楽しみです。
根性入れて、丁寧に集めますよ…。
1冊でも抜かすと意味不明になるそうなので……まあ、それは5巻までを読んでしっかり実感してます。1巻に入ってるストーリーの密度と情報がハンパないんですもの。コマの隅っこまできちんと見てなくちゃいけない漫画ですね、これ。
■ああホント、漫画は面白いですよ…。
「からくり」、がんばってコンプリートします。でも、そのまえに正雪様だな…。
わたしって、もしかしなくても幸せな人ですよね。ええ。わかってます。

