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April 17, 2007

黒ネ申祭<前夜祭>

■今日もまだ雨が降ってます。
東京も大変だったようですね…イロイロとすみません。あの監督が悪いのです。

やっぱりどう思い返しても、カメラワークとエフェクトと演出、その全てがダメです。
あんなに魅力にあふれた裸体(ほぼ)が、普通程度にしか感じられないとは、一体全体、何の間違いなのかと、今もって考え込んでしまいます。ホントに悔しい。

演出が悪い=キャラクターに感情移入が出来ないがゆえに、どんな表情も安っぽく見えるのでしょうし、少しばかり用意された、キャラクター造りのための演出が非常に「ありきたり」なので、それがまた更にキャラを遠いものにしてしまうのです。

つまり、すごく作り物っぽくて、自然じゃないんですね。嘘くさいんです。

■わたし個人は、あのキャラ、ゴーストはあんな風に集落に受け入れられていてはいけないと思います。
全面的に受け入れられているかのように演出されているのに、とあるシーンではそれを全く裏切るような演出がなされているので、激しい矛盾が生じており、それがとにかく全体を嘘くさく見せてしまっているからです。

その結果、ゴーストの位置づけどころか性格までが曖昧になってしまい、結局、かれがどんな性格なのか、ということが全くわかりません。
つかみ所がなさ過ぎて、説明不可能なのです。

例えば、エオメルであれば「セオデン王と自国であるローハンに強い忠誠心を持つ、勇猛かつ高潔な騎士、妹姫を大切にしており、激情家の側面がある」などと説明が出来ますが、ゴーストに至っては「バイキングが侵略地に残し、現地民に育てられた子供」という設定以外、説明が出来ません。性格がホントにわからないのです。

弱いのかと思うと、いきなり命知らずなことをしてみたり、過去にとらわれて苦しんでいるのかと思うと、今の自分の立場に何の疑問も持っていなかったり…。
そのために、かれの行動からはカタルシスが得にくいですし、共感もしにくいのです。

その曖昧さが演技にも影響してしまったのか、カールの表情も今ひとつ冴えがないですし、ひいては魅力的とは言い難いものになってしまっているのだと思います。

そんな状態にもかかわらず、そこに加わる映像の加工が酷く、悪目立ちしてしまっているので、暗部がつぶれて汚らしい絵にしか見えず、カールの表情を更に読みにくくさせてしまってます。
あの加工は本当に要りません。スチルのまま、予告のままにしておいてくれたなら、まだもう少しはましだったでしょうに。

そして、この話では、かれのアイデンティティの問題がストーリーの根幹を担うはずなのですが、これは全く活かされていません。

自分は現地民の一人なんだ、と思っていたところに、自分の同族が現れて心が揺れ、自分の真の世界はどちらなのかと悩み始める…などの動きがあるのなら、心理面の葛藤としてストーリーの根幹となることが出来るでしょうが、実際には、ゴーストは最初から最後まで、自分がバイキングの血を引いている人間だ、ということに何の疑問も持たないのです。

ただただ、侵略者を排除することしかしないのです。
そしてもちろん、主人公がそうなのですから、ストーリーもその方向でしか進みません。

敵だってそうです。
「おまえの親父を知ってるぞ」という台詞を出すくせに、ゴーストを血族問題で懐柔することすらしないのです。結果的にはヒロインを拷問すると脅して、その恫喝の成果として言うなりにさせてしまうのですから、これは単なる「相対する関係」でしかありません。

つまり、アイデンティティの問題を持ち込んでいるのに、その件はあってもなくても同じなんです(笑)

単に、ゴーストはちょっとばかり「他と違う」から「一人前と認められない男」である…という、しょうもない演出の一端でしか役に立ってません。その設定がドラマに絡まないのです。
ゴーストのトラウマっぽい過去にちょっとだけ絡んでいるとは言えますが、そのトラウマでさえも、ストーリーの中では活かされないのです。

あれならば、まだ「現地民の主人公が圧倒的に強く、しかも残酷な侵略者を知恵で負かし、一族を守る」というストーリーの方が明快ですし、話として通じます。
そうであったなら、まだ救われていたかも知れません。

冷静に考えれば考えるほど、本当に腹が立ちます…。
さっと炭火で焼いて、塩こしょうだけで食べるのがベストなとびきりの肉を、MSGと砂糖てんこもりなのにニンニクの臭いだけはきつい、クソまずい焼き肉のタレで揉まれてしまったような…。食えるかそんなもの。

わたしはまだ、怒っています…。
ああ、怒ってるよ(号泣)

つーか、旦那と話し合って考えた「私家版パスファインダー」があるんですけど、コレの方が100万倍、面白いですよ。今度、シノプシスを書いてみようかしら(笑)
読んでみたい?

■わたしの絵って、最近ようやく「ファンタジーアート」になった気がする。
前は何かこう、ファッションイラストとファンタジーアートの中間みたいな、位置づけの甘い感じだったよね。旦那にもそう言われた。

しかしながら、先日書いた通り、そのことがより一層、観る人を選ぶようにはなっちゃった…と思うけどね。まあ、それはそれで仕方がないし、わたしは気にしなくていいんだと思う。

これで画業4年目なんだよね。

4年目にしてようやく、開眼したってことなのかもなあ。ある意味でのスタート地点と言えるかも。わたしの場合、だいたい3年を区切りに物事が動くことが多いのだけど、絵に関してもそうだったってことかな。
「ダークネス4」を描いたの、今年になってからだし。あの絵から、変わり始めたと思う。

つーか、絵が変わったせいか、今まで描いたことのないものを描く機会がものすごく増えた。1枚描くのに資料が山ほど要るよ、ホント。
今はねー、ニョロ(蛇)をたくさん描いてます。あ、そうだ、蛇をマスターしたら、ラブ先生も描けるわね(笑)

まあ、お好きな方はこれからもどうぞよろしく。

■ああ、いよいよ明日、祭が再開です…。どっどどどどど、どうしたら。
あ、まあ、朝一番で本屋に行ってきます。

■YZは既にプレイヤーで全曲聴けるんだけど、ストリーミングで聴くのって何かイヤなのよね。回線の状況とかでディレイが出たりしたら、マシンを投げかねないし(笑)
自分のiPodに入れて聴きたいの。思う存分。

■ベレグとトゥーリンも、またそのうち描きます。
明日、火を付けられたら止まらなくなるかも。っていうか、そのくらいの本であって欲しい。

スケッチブックに、今の画力で描いたベレグがあるんですが、これは旦那も納得の一品です。美しくってよ。そのうちスキャンして載せるわ。

じゃ、ケチャップ喰って寝ます。

Posted by: Bliss Appledore | [Tuesday] April 17, 2007 -- 01:58 |

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